ついに本物のイングリッシュブルーベルが登場!
さて、イングリッシュブルーベルと呼ばれる英国産の球根植物があります。
観光写真などに、林下に青く拡がる群生は英国の春を象徴する花で、人気がある・・・のですが、日本国内でこの名前で流通しているものを買うと、ことごとく「偽物」なのです。
少しややこしい話ですがお付き合い下さい。
イングリッシュブルーベルは学名をHyacinthoides non-scriptaと言います。
偽物(不名誉な言われ方ですが)は、スパニッシュブルーベル Hyacinthoides hispanica です。
スパニッシュの方が強健で花も豪華、となれば自然にこちらが流通してきたのも不思議ではありません。
ここ数年、国内の愛好家は本物を探していたのですが「本物」と銘打った物でも「うううう~ん?」といった物が多かったようです。そんな中、昨春ある育種家の方から、英国のブルーベル専門のナーセリーで直接購入してきた株を少しばかり譲って頂きました。その花はまさに「本物」の特徴を備えていました。
しかし、今日地元の卸屋さんで私の目は釘付けになりました。
シラコ園芸さんという、なんだかいつも恐ろしくマニアックな球根を出荷されている生産者の方が出荷したものですが、
なんと!これは本物のイングリッシュブルーベルではないですか!
恐るべしシラコ園芸!
というわけで当店にて販売です!・・・でもコレ、卸屋さんでも
誰も仕入れてないんですよね。
なんせしょぼい。この「しょぼい」のが本物の特徴なんですが、知ってる人はホント、いません。
でもツワモノぞろいのうちのお客様、数人は飛び上がって驚く姿が目に浮かびます。
園芸って楽しい!